
火曜日(4月1日)、CBOTの穀物先物は分化した動きを見せました。トウモロコシと小麦先物はファンドの空売り買い戻しにより反発しましたが、南米からの競争と国内の圧砕の減速圧力により、大豆チェーンは依然として重荷となっています。最近、米国中西部のトウモロコシと大豆の現物基差が強まり、USDAの作付意向報告が2025年の供給構造の再評価を引き起こし、これらの要因が市場の変動を促しました。
トウモロコシ:空売り買い戻しによる反発
ポジション面では、3月31日までに商品ファンドはトウモロコシの買い持ちを13,500枚増加させ、5日連続の売り持ち傾向を終えました。しかし3月30日時点では、累計で113,500枚の売り越しがあり、市場は豊作予想に警戒を続けています。基礎的要因としては、トウモロコシの基差が特にイリノイ州とオハイオ州で強い動きを見せ、最終需要の回復を示しています。さらに、米国トウモロコシの輸出需要も支えられており、メキシコ湾でのFOB輸出プレミアムが大幅に上昇しており、輸出市場は堅調です。
しかし、USDAは2025年のトウモロコシの作付面積が前年から5%増の9,530万エーカーに達すると予想しており、中期的には市場に一定の圧力を与える可能性があります。
小麦:作付面積の引き下げと天候不安
小麦先物も空売り買い戻しの影響を受けましたが、市場全体は依然として売りの勢いが強いです。USDAは2025年の冬小麦作付面積を3,331.5万エーカーに引き下げ、従来の予想を下回りました。また、テキサス州とオクラホマ州の作物評価が悪化し、干ばつ懸念がKC硬質赤冬小麦先物の反発を支えました。国際需要面では、シリアや日本などアジア諸国の購買需要は安定的ですが、黒海地域の安価な小麦が米国小麦の輸出に圧力をかけています。
大豆チェーン:需要低迷と圧砕の減速
大豆チェーンはより多くの下押し圧力に直面しています。ファンドは大豆先物で7,000枚の売り持ちを増やし、需要に対する悲観的な見方を示しています。米国の大豆圧砕量は下落し、2月の圧砕見込みは188.7百万ブッシェルで、前月比で11.2%減少しました。圧砕の減速が市場に供給への懸念を強め、特に世界の飼料需要が低迷している中での問題です。また、ブラジルの大豆価格の優位性が米国大豆の輸出需要を抑えており、先週の米国大豆輸出検査量が予想を上回ったものの、新規契約販売は依然として低調です。
大豆ミールと大豆油:需要低迷
大豆ミールと大豆油も需要の減速の圧力を受けています。大豆ミール市場は圧砕減速による短期供給圧力の緩和があるものの、世界の飼料需要の低下(イランが12万トンの大豆ミール入札を延期したように)が反発の余地を制限しています。大豆油市場はバイオ燃料の混合利益の縮小により需要が減少しており、ファンドが大豆油先物で15,000枚の買い持ちを増やしたにもかかわらず、全体の市場の弱気感は変わらずです。
まとめると、トウモロコシと小麦先物は空売り買い戻しにより反発しましたが、大豆チェーンは南米の供給と圧砕減速の圧力にさらされています。市場の情勢は依然として複雑で、今後数か月の供給と需要の変化は各品種の価格動向に影響を与え続けるでしょう。





