
アメリカのトランプ大統領が鉄鋼とアルミニウム製品の関税を導入する意向を発表した後、Bloombergドル指数は月曜日に上昇しました。しかし、投資家が関税のニュースに飽き始めると、ドルの上昇幅は縮小し始め、特にトランプの関税措置の不確実性が高まる中で円はG-10通貨の中で最悪のパフォーマンスを示し、ドルに対して下落しました。
ドル指数は一時0.3%上昇し、2月4日以来の最高水準に達しました。しかし、JPモルガンのストラテジスト、Meera ChandanとArindam Sandilyaはレポートの中で、関税が一度実施されたとしてもそれが長期間続くとは限らず、関税措置が繰り返される可能性を考慮すると、関税によるドルの強さは第1四半期のようには続かない可能性があると指摘しています。
それにもかかわらず、JPモルガンのストラテジストは短期的にはドルに対して強気であり、特に関税が経済成長とインフレに与える影響が市場で議論されている状況においてです。ウェルズ・ファーゴのニューヨークストラテジストAroop Chatterjeeも、関税が経済成長とインフレに与える二重の影響を市場が評価していると述べています。関税が経済成長に与える悪影響がインフレに対する影響を上回る場合、ドルの上昇は新興市場通貨やより開放的な経済圏の通貨ペアで集中する可能性があります。
今週、アメリカのCPIデータの発表とパウエルFRB議長の議会での証言が行われ、市場はこれらがFRBの今後の政策の指針となるかに注目しています。
具体的な通貨の動きでは、ドル/円は0.4%上昇し152.01に達しました。MonexのHelen Givenは、円が先週2.5%上昇したことで利益確定の動きが見られると指摘しています。ドル/カナダドルは0.2%上昇し、1.4314となり、日中で一時0.6%上昇しました。カナダのケベック州長Francois Legaultは、カナダは北米貿易協定の再交渉を加速させるべきだと述べています。
ヨーロッパでは、ユーロ/ドルが0.2%下落し1.0305、日中の最低は1.0280に達しました。欧州中央銀行のラガルド総裁は、インフレ対策に進展が見られるものの、世界的な貿易摩擦が依然としてリスクを構成していると述べました。このほか、ポンド/ドルは0.3%下落し1.2365に達しました。
G-10通貨の中で、ノルウェークローネとスウェーデンクローナが最も強力なパフォーマンスを示し、市場の強い耐性を示しています。





