
北京時間12月19日、連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は12月のFOMC会合後の記者会見で、FRBはビットコインを資産計上しないことを明言しました。彼は、FRBの保有資産のカテゴリーは《連邦準備法》(Federal Reserve Act)によって厳格に規定されており、ビットコインは保有可能な資産には含まれないと強調しました。
記者の質問に答える形で、パウエル議長は「我々はビットコインを保有することを許可されていない。《連邦準備法》はFRBの資産カテゴリーについて明確な制限を設けており、これらの規則を改変する意図は持っていない。これは議会が決定すべき事項であり、FRBはこれを推進する意欲を持っていない」と述べました。
ビットコインとFRB:慎重で明確な態度
近年、暗号通貨、特にビットコインはその価値の変動性と応用可能性により、世界的な市場で大きな注目を浴びています。しかし、米国の中央銀行であるFRBは、この新興資産に対して一貫して距離を置いています。パウエル議長の発言は、FRBが現時点でビットコインや他の暗号資産を金融政策の枠組みに組み込むつもりがないことを明確に示しています。
FRBの主要な任務は金融システムの安定を確保し、雇用を促進し、インフレを抑制することです。暗号通貨市場が急速に拡大しているにもかかわらず、FRBの政策体系においてこの資産カテゴリーは現時点で実質的な役割を持つ部分とは見なされていません。
トランプ政策がもたらすさらなる不確実性
2025年1月に公式に就任する予定のアメリカの次期大統領トランプ氏は、選挙期間中に暗号通貨政策を幾度も言及し、アメリカを「世界の暗号通貨の都」にしたいとの意向を示しました。これはFRBの現行の保守的な態度と大きく対立します。
トランプ氏は初めての大統領任期中にFRB議長パウエルの政策変更速度に対して公然と批判をし、暗号通貨市場の規制に対する不満を表明しました。新政権の発足を目前に控え、アメリカが暗号通貨業界に対してより積極的な支援政策を採る可能性が高いとの見方が広がっています。これにより、FRBの将来の政策の方向性にはさらなる不確実性が加わることになります。
未来展望:暗号通貨政策をめぐる駆け引きが激化する可能性
FRBの独立性はアメリカの政治体系において長らく重視されてきましたが、トランプ政権の政策圧力はこの独立性に挑戦をもたらす可能性があります。FRBの現行の立場は明確ですが、世界の暗号通貨市場が急速に発展する中、その姿勢が市場および政策環境の変化に伴い調整されるかどうかは依然として注視するべきところです。今後、暗号通貨の規制と政策をめぐる議論は、アメリカの経済と金融システムにおける注目のテーマのひとつになる可能性があります。





