
2025年2月15日(木曜日)、国際金価格は上昇し、アメリカのトランプ大統領が対等関税計画を発表したことが追い風となっています。トランプ氏のこの動きは、世界的な貿易緊張の激化に対する市場の懸念を引き起こし、投資家のリスク回避への需要を一層高めています。
現物金は0.4%上昇し、1オンスあたり2,915.76ドルとなり、火曜日に記録した史上最高値2,942.70ドルから回復しました。アメリカの先物金価格は0.6%上昇し、1オンスあたり2,945.40ドルで取引を終えました。トランプ氏の政策ルートマップは、アメリカが輸入商品に関税を課すすべての国に対して対等の関税を課す予定であることを示しており、この決定は世界貿易関係の将来の方向性に対する市場の不確実性を増幅させています。
同時に、アメリカの1月の生産者物価指数(PPI)の堅調な成長は、インフレ圧力の上昇をさらに裏付けており、市場は2025年下半期までにFRBが利下げを行わないとの予測を強化しました。これも金価格上昇の重要な要因の一つです。CPMグループのエグゼクティブパートナーであるジェフリー・クリスチャンによれば、現在の金価格の動きは主に政治的不確実性と経済的影響に影響されており、PPIデータが金市場に直接与える影響は小さいとのことです。世界の投資家はトランプ政策が全体経済に与える可能性のある影響を懸念しており、その結果、金などの安全資産への需要を高めています。
FRBのパウエル議長は今週の2回目の議会証言で、FRBは利下げを急いでいないことを改めて強調し、これが将来の金融政策に対する市場の慎重な態度を維持し、金の魅力をさらに押し上げました。
その他の貴金属については、現物銀が0.2%下落し、1オンスあたり32.15ドル、プラチナが0.1%下落し、991.25ドルとなりました。パラジウムは1.6%上昇し、989.50ドルで取引を終え、自動車産業の需要と供給の逼迫により、強いパフォーマンスを示しています。
全体的に、世界経済の不確実性、特にトランプ氏による対等関税政策の発表は、投資家を金などの安全資産に向かわせており、将来の経済状況に対する市場の懸念は貴金属市場の動向に引き続き影響を与えると予想されています。





