
2月17日、原油価格が上昇し、ブレント原油先物の清算価格は1バレルあたり75.22ドル、48セントの上昇、アメリカのウエスト・テキサス・インターミディエート(WTI)は65セント上昇して1バレルあたり71.39ドルとなった。価格上昇の主な理由の一つは、カスピ海の石油パイプラインがドローンの攻撃を受け、カザフスタンからの石油輸出が影響を受けたことによるものである。また、ロシアとウクライナが停戦合意に達する可能性への市場の注目も原油価格を支えている。
攻撃はロシア・クラスノダール地方のクレポトキンスカヤ送油管ポンプ場で発生し、この施設はカザフスタンの石油をカスピ海経由で輸送する重要なハブである。この攻撃により、シェブロンやエクソンモービルといった西側の企業が供給する石油の流れが遅くなり、価格上昇の要因となった。カスピ海パイプラインの運営者は、この攻撃をテロ行為とし、ウクライナを明確に非難してはいないものの、ウクライナ側は自身がドローン攻撃を行ったと表明している。
同時に、アメリカとロシアはサウジアラビアで予備会談を行う予定であり、この動きがロシアとウクライナの停戦交渉の新たな局面を開く可能性があるとして注目されている。双方が合意に達すれば制裁が緩和され、世界の石油供給が増加する可能性がある。分析者の中には、ロシアの原油が直接ヨーロッパ市場に供給されれば、市場にさらに多くの供給が見込まれ、ブレント原油の価格が1バレルあたり5〜10ドル下落する可能性があるとする者もいる。
さらに、石油輸出国機構(OPEC)とロシアを含む盟国で構成されるOPEC+は、4月から月次増産計画を実施し、引き続き世界の石油供給水準を引き上げることを計画していると発表した、グローバル市場が多くの不確実性に直面しているにもかかわらず。
アメリカの1月の小売データが予想を下回り、ドル指数が2ヶ月ぶりの低水準に下落したことも、非アメリカの購入者に対する原油価格の引き下げにつながり、さらに価格の上昇を支援した。たとえその日がアメリカのプレジデント・デーの祝日で、取引量は静かな状況だったにもかかわらず、原油価格の動向には注目が集まった。





