
1月8日、国際金価格が乱高下した。COMEXゴールドは2679.8ドル/オンスで終値を記録し、0.28%上昇。国内ではSHFEゴールドの夜間取引終盤にかけて下落し、628.18元/グラムで終値を記録し、0.19%の上昇となった。金価格の変動は、米国の雇用データと政策環境への複雑な反応を反映している。
雇用データが冷え込みを示す
米国の12月のADP雇用者数は12.2万人増加し、2024年8月以来の最低増加となり、同時に賃金の増加速度は2021年7月以来の最低水準に下落した。一方、先週米国の新規失業保険申請件数は20.1万人に減少し、2024年2月以来の新低となった。これらのデータは、米国雇用市場に冷え込みの兆しが見られることを示している。
雇用データ公表後、10年米国債利回りはそれ以前の4.7%の高位から下落し、これが金価格を一定程度支え、小幅な反発を促した。
トランプ政策が関税への懸念を引き起こす
しかし、アメリカの次期大統領トランプ氏が一般関税実施のために国家経済非常事態を宣言することを考慮しているという報道が市場に揺れを引き起こした。関税政策の不確実性がドルを再び強化し、金価格の上昇を抑制した。専門家は、トランプ氏の政策の動向は市場への深刻な影響があり、金などの原材料価格に変動を及ぼす可能性があると指摘している。
今後の見通し:非農業部門雇用データの注目
今週の見通しとしては、金曜日に発表される非農業部門雇用データが市場の注目を集めている。もし非農業部門データが予想外に下落したり、失業率が上昇したりすれば、FRBの追加利下げに対する期待が高まる可能性がある。この場合、ドルは弱まる可能性があり、金価の上昇の力になるかもしれない。
専門家は、アメリカの雇用市場の軟化の兆しと潜在的な政策リスクが重なり、短期的には金市場を押し上げる可能性があるが、ドルの動向が金価格に逆圧力を及ぼすことに注意を払うべきであると考えている。
概して、金価格の動向は経済データと政策環境の二重の影響下で引き続き変動するため、投資家は今週の非農業部門データとトランプ政策の進展が市場に与える影響に注意を払う必要がある。





