
金価格は火曜日(12月10日)にわずかに乱高下しながら上昇し、前取引日で達した2週間の高値付近を維持している。現物金は現在2667.76ドル/オンスで取引されている。投資家は米国の重要なインフレデータの発表を待っており、これによりFRBの金利見通しをさらに評価することができる。
ファンダメンタル分析:
利多要因:
- 中国中央銀行の金再購入:6ヶ月間の中断後、中国中央銀行が再び金を購入したことは、多頭の士気を大いに刺激した。
- 世界の中央銀行の利下げ予想:FRBは来週25ベーシスポイントの利下げを予想しており、欧州中央銀行とカナダ中央銀行も今週、それぞれ25ベーシスポイントと50ベーシスポイントの利下げが期待されている。スイス銀行も50ベーシスポイントの利下げを行う可能性がある。
- 中国の金融政策:中国は12月9日の政治局会議で、来年は適度な緩和政策を実施すると明言した。
- 地政学的緊張の拡大:シリアでの戦火は続いており、ロシアとウクライナの衝突は未だ緩和されていない。トランプ大統領はロシアとウクライナの停戦を呼びかけ、ウクライナは外交努力を通じて紛争を解決しようとしている。
- ニューヨーク連銀の金価格予想上昇:ニューヨーク連銀の報告によれば、11月の消費者は1年後の金価格上昇率を4.9%と予想しており、10月の4.5%を上回っている。
利空要因:
- 米国消費者のインフレ期待の上昇:ニューヨーク連銀の報告では、11月の米国消費者は今後数年間のインフレ期待が上昇しており、これはFRBの利下げ幅の調整を招く可能性がある。
- ドルと米国債利回りの上昇:ドル指数と米国債利回りは月曜日に上昇し、ドル指数は連日で上昇し、10年国債利回りも4.2%に上昇して先週金曜日の全ての下落を回復した。
- 金ETFの保有量減少:世界最大の金支持ETFであるSPDR Gold Trustの保有量は、先週金曜日の871.94トンから870.79トンに減少し、減少率は0.13%となっている。
今後の市場の関心事:
市場は水曜日に発表される米国11月のCPIデータに焦点を合わせている。予想ではコア物価が0.3%上昇し、年間上昇率は2.7%から3.3%とされている。このデータは、FRBの将来的な利下げ決定に影響を与える可能性がある。インフレが反発する一方で、依然としてFRBの目標値に達していない。





