
連邦準備制度理事会は4月24日未明に最新の米国経済状況報告(「ベージュブック」)を発表しました。報告書によれば、経済の不確実性が高まっており、特に関税の不確実性が突出しているため、米国内の多くの地域で経済見通しが大幅に悪化していることが示されています。「ベージュブック」は、関税政策による不確実性が企業のコスト増加を招き、多くの地域で物価が上昇していると指摘しています。今回の報告書では、関税という言葉が107回言及されており、前回報告の2倍以上となっています。また、「不確実性」に関連する語句も89回高頻度で見られました。報告書はさらに、企業がより高いコストを消費者に転嫁することを予想していることや、いくつかの地域では企業がリストラを準備し始めていることに言及しています。
加えて、トランプ大統領と連邦準備制度理事会議長パウエル氏との対立が引き続き注目されています。トランプ大統領は最近、利下げを行わないのは誤りであると述べ、パウエル氏との通話を示唆しました。トランプ氏は以前、パウエル氏の解任を意図していないと否定したものの、最近の報道によりますと、財務長官バリエントと商務長官ルテニックがパウエル氏の解任が市場の動揺を招く可能性があり、法的問題にも発展する恐れがあると警告したと伝えられています。結局、トランプ氏はパウエル氏の職を解くつもりはなく、金利政策でより積極的な措置を取るよう望んでいると表明しました。
注目すべきことに、欧州中央銀行総裁のラガルド氏は公然とパウエル氏を支持し、彼がアメリカの金融安定を維持するために全力を尽くしていると称賛しました。ラガルド氏は、パウエル氏の才能と能力に安心感を抱いており、その物価安定への尽力を評価しています。





