
アメリカのトランプ大統領は2月26日、EUに対して自動車を含む商品に25%の関税を課すと発表しました。トランプ大統領はホワイトハウスの閣議で、EUが貿易で「アメリカを搾取している」と述べ、EUが様々な理由でアメリカの自動車や農産品を受け入れることを拒否していると非難しました。このためアメリカとEUの間には約3000億ドルの貿易赤字があると述べました。
しかし、メディアや経済データによれば、トランプ大統領の指摘する貿易赤字の数字は正確ではありません。EUの統計によると、2023年のアメリカとEU間の物品貿易赤字は1558億ユーロ(約1686億ドル)で、サービス貿易ではアメリカがEUに対して1040億ユーロ(約1126億ドル)の黒字を持っており、全体の貿易赤字は518億ユーロ(約560億ドル)です。
トランプ大統領は同時に、計画されている関税措置が間もなく発表され、これらの措置は自動車を含む各種の商品の対象になると述べました。また、アメリカはメキシコとカナダにも25%の関税を課すと強調し、これらの措置は4月2日に正式に実施される予定です。トランプ大統領はすでに2月1日に行政命令に署名し、メキシコとカナダからの輸入品に25%の関税を課し、カナダのエネルギー製品には10%の追加関税を課すことを決定しています。
トランプ大統領は、関税の導入を3月4日まで一時的に保留すると発表したものの、メキシコとカナダに対する関税計画は予定通り進められると明言しました。また、2月13日には、すべての外国貿易パートナーに対して「対等な関税」を設定するよう関連部門に指示する覚書に署名し、アメリカの貿易利益を確保する方針を示しました。





