
水曜日、国際原油価格は続落し、ブレント原油先物は0.4%下落して1バレル79.00ドル、米国原油先物は0.5%下落して1バレル75.44ドルに。ブレント原油は昨年9月以来初めて5日連続で下落し、米国原油は昨年11月以来初の4連続下落となった。両指標の原油先物価格はともに1月9日以来の新安値で連日終えた。
市場は今、アメリカのトランプ大統領が提案した関税計画とその潜在的な影響に注目している。エネルギーコンサルティング会社Ritterbusch and Associatesのアナリストは声明で、「トランプ新政権が取る可能性のある制裁措置はまだ明確でなく、特にカナダとメキシコへの関税が取引業者にとって主要な不確実性の一つだ」と指摘している。
トランプは今週の声明の中で、ヨーロッパの輸入品に対して関税を課す可能性があると述べたが、具体的な情報は提供しなかった。また、ウクライナと平和協定を結ばない場合、ロシアに新たな関税を課すと警告。さらに政府は「極めて高い確率で」ベネズエラからの石油輸入を停止するとの見解を示し、これはアメリカから制裁を受けているOPEC加盟国ベネズエラの経済にさらなる打撃を与える可能性がある。
アメリカエネルギー情報局(EIA)のデータによれば、2024年前10ヶ月にアメリカがベネズエラから輸入する石油の日量は約20万バレルで、2023年の平均10万バレルを上回る。このトランプの動きが現実となれば、両国のエネルギー貿易に大きな影響をもたらすだろう。
OPECにおいては、イランは水曜日にダボス会議で西側指導者に対し和解へのシグナルを発信。高官はイランが核兵器開発を求めているという非難を否定し、西側との関係を交渉を通じて改善する意欲を示した。一方、サウジアラビアの11月の原油輸出量は8ヶ月ぶりの高水準に達し、この主要産油国が市場需要に対して強い対応を見せていることがわかる。
原油価格の下落は、トランプの関税政策が世界経済成長を抑制する懸念を反映するとともに、地政学およびOPECの動向がエネルギー市場に及ぼす重要な影響を浮き彫りにしている。短期的にはエネルギー市場が多重の不確実性に直面し続けるだろう。





